インプラントとは?
歯を失ってしまった部分の顎の骨にチタンで出来たインプラント体(人工歯根)を埋入し、その上からセラミック製の人工歯を装着するインプラントは「第3の歯」とも言われています。生体親和性の高いチタンは強固に顎の骨と結合するので自分の歯のような噛み心地を実現でき、更にセラミック製の人工歯によって自然で美しい見た目の歯も手に入れることが可能です。
インプラント体
手術によって土台となるインプラント体を顎の骨に埋入します。生体親和性の高いチタンかもしくはチタン合金が主に使われます。
アバットメント
骨とインプラントがしっかり結合したら手術でインプラント体の上に連結部分となるアバットメントを装着します。
人工歯(上部構造)
アバットメントを装着したら型取りをし、人工歯を作ります。フィッティングチェックを行って問題がないようなら人工歯をインプラントにします。
当院でのインプラント治療について
カルシテックインプラント
インプラント体を自身の顎の骨に埋め込むことになるインプラント治療では、自身の顎の骨と相性がいいインプラント体を選ぶということが非常に重要です。
アメリカのカルシテック社が製造を行っているインプラント体である「カルシテックインプラント」は表面がハイドロキシアパタイト(HA)でコーティングされているという特長があります。
ハイドロキシアパタイトは骨の無機質大部分を占めているもので、このハイドロキシアパタイトによってインプラントの表面がコーティングされていることで積極的にインプラントと顎の骨が促されるのです。顎が痩せてしまっている場合、骨の質が悪いという場合でも適用することが可能です。
IATインプラント
「総合的な口腔機能の再建」をコンセプトとして、全ての工程を安全に、そして無理なく施術出来るよう体系化されたシステムがIATインプラントシステムです。
純チタンワイヤ電極の放電加工によってインプラント体の表面を傾斜機能構造の酸化膜と規則正しい放電痕で構成しており、血液や体液との濡れ性(液体の親和性)が非常に高いため顎の骨へ埋入後、骨が再生するための生体反応が促進されます。
CTについて
インプラント治療ではCT撮影は非常に重要です。
CTの3次元画像によって治療を行う顎の骨の密度・形状をしっかりと把握して綿密な治療計画を立てることはインプラント治療成功の確率を高めます。従来から使用されているレントゲンからは得ることが出来ない3次元の情報はインプラント治療においては欠かせない大切な情報です。当院では提携病院にてCT撮影を行っていただいています。
日本口腔インプラント学会認定 指導医
歯科治療の中でも専門性の非常に高いのがインプラント治療です。そこで、当院では「日本口腔インプラント学会認定 指導医」をお招きしてインプラントの埋め込み手術を行っています。豊富な経験と実績、そして高い技術力を持った先生による精度の高い治療をご提供しておりますので患者様には安心して治療を受けて頂けます。
インプラントの費用【自費診療】
インプラント手術費用目安 | 162,000円~ |
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上部構造費用目安 | 162,000円~ |
治療期間
お口の状態によりますが、一般的に半年から1年前後の治療期間となります。
副作用のリスク
- インプラント埋入手術後、インプラント部が腫れる場合たり内出血が起こる場合があります。
- 全身状態が良くない場合には適用が難しいことがあります。
- 服用されている薬によってはインプラント治療に適さないこともあります。
- 歯周病に罹患している方や喫煙される方は、治療後のインプラントの残存率(寿命)が低くなります。